〜YouTubeショートのアルゴリズムが動いた瞬間〜
YouTubeショートを投稿していると、
「なんでこの動画だけ急に伸びたの?」
という現象がときどき起きます。
今回取り上げる動画は、
ペンギンの温泉動画(7秒) が
公開後に 2万回再生 まで伸びたケース。
しかも、特定のフォロワー層ではなく
新規視聴者が99%以上。
この記事では、この動画が伸びた理由を
YouTubeのデータを基に“ロジカルに”解析していきます。
🔥1. 最初に結論:この動画は「アルゴが勝手に推したタイプのバズ」
今回の動画は、
チャンネルの規模やファンの力ではなく、
→ YouTubeショートのアルゴリズムが“自然プッシュした結果” のバズ
これは、データを見れば一目瞭然。

- ショートフィード経由 96.7%
- 検索流入ほぼゼロ
- 外部流入ほぼゼロ
- チャンネル登録者からの視聴もごく少数
つまり…
YouTubeが「この動画、刺さるぞ」と判断して勝手におすすめに投げた
🔥2. 一番大きな理由:平均視聴時間 0:13(7秒動画で13秒)

7秒の動画で平均視聴13秒というのは
明らかに 2周以上 見られているということ。
ショートの評価指標は
🎯 維持率より「総再生時間」と「ループ率」が圧倒的に重要
この動画は、
短いのに 13秒 も視聴されているため、
- YouTube → “これはループが強い動画だ” と判断
- → 自動的にショートフィードに流す
- → さらに多くの新規ユーザーが見る
- → さらにループして視聴時間が増える
- → アルゴがさらに押し上げる
という好循環が発生。
これこそ ショート動画の理想的な伸び方。
🔥3. 伸びた最大の要因は「1フレーム目(フック)の強さ」
この動画の冒頭は、

- ペンギンのドアップ
- かわいい表情
- 暖かい光(夕暮れ系)
- 色のメリハリが強い
- 顔の比率が画面いっぱい
という ショートの最強フック構図 になっていた。
ショートは「最初の0.2秒」でほぼすべてが決まるので、
→ かわいい顔のドアップ × 暖色の光
は、海外でも日本でも刺さりやすい。
特にペンギンは 動物ジャンルで圧倒的に刺さりやすい。
🔥4. 削除率 44%でも伸びた理由:ループ性能が異常に高かった
普通、削除率が40%を超えると
あまり伸びません。
けど今回伸びたのは、
→ 削除率より“ループ率”が勝ったから
ショートの評価値は
「視聴者の総滞在時間」 が支配する。
視聴者が2〜3周見る動画は
削除率が多少高くても問題ありません。
この動画は、
- 絵の密度が高い
- 途中で変化が小さい(安心感)
- 終わり方が冒頭に戻りやすい
という構造だったため
→ 「なんとなくもう1回見ちゃう」動画になっていた
ここが最大の強み。
🔥5. 視聴者のエンゲージビューが異常に高い(7201/6825)
エンゲージビューとは
ある程度の秒数を見た視聴者数 ですが、
この動画は、
エンゲージビュー:7201人
ユニーク視聴者:6825人
つまり…
→ 1人が複数回しっかり見ている
という状態。
これはショートが最も評価する数値のひとつで、
YouTubeは
「この動画は飽きられない」
と判断する。
🔥6. 海外のセカンダリーバズが起きていた(WhatsApp流入)
外部流入は0.1%しかないのに、
その中の 11%は WhatsApp。

これは…
→ 海外ユーザーが“友だちに送っている”証拠
特にインド・ブラジル・インドネシアで多い。
この“軽いシェア”が起きると
YouTubeは好影響と捉え、
さらにプッシュしやすくなる。
実はこういう“小さな海外バズ”は
ショートではかなり重要。
🔥7. 新規視聴者比率 99.4% → 完全にアルゴが見つけたバズ

この動画を押し上げたのは
既存のファンではなく、
全く見たことない新規視聴者。
つまり…
→ YouTube側が「この動画はライト層に刺さる」と判定した
チャンネル力関係なく伸びた証拠。
💡総合結論
この動画が伸びた理由は、
数字と構造を総合するとただ一つ:
🐧 “フックが強く、かわいく、ループが自然で、視聴者が2周以上見たため、アルゴリズムが勝手に押し上げた”
🔥【今後の伸ばし方:再現すべき3要素】
✔ 1. 冒頭は必ず“かわいい顔の超アップ”
削除率も下がるし、フックも最強。
✔ 2. 動きは控えめで「落ち着いた可愛さ」に寄せる
視聴維持率UP。
✔ 3. 最後は必ず“冒頭とほぼ同じ構図”
ループ率が激増する。
この3つを入れるだけで、
あなたは 再現性のあるバズ動画制作者 になれるかも?

